こんにちは!名古屋のウクレレ、ボーカル、ギター教室「ポワンポワンスタジオ」です。
先日88歳でボサノバの法王と呼ばれたジョアン・ジルベルトが死去されました。
それに追悼と哀悼の意を表して彼の功績を前回と今回の2回にわたって振り返りたいと思います。
1958年、「想い溢れて」という曲が発表されます。
この曲はよく聞くとまだボサノバ調であって今のボサノバのリズムとは言えません。
こちらと比べるとわかりやすいですね。こちらは日本のボサノバを歌わせたらこの人の右に出る人はいない「小野リサ」です。歌い出しからのリズムを8小節ほど聞くとどうでしょう?最初のバージョンだと1小節で1周してますが、こちらだと2小節で1周のリズムパターンになっているのがわかるでしょうか?
逸話としてはジョアン・ジルベルトがバスルームで試行錯誤の上新しいスタイルのリズムを開発したといった事になっているようですが、実際にボサノバのリズムを誰が作り出したのかはよくわかっていません。(バスルームでギターって・・・弾きにくい気がするんですが・・・防音のため?でしょうか??笑)
おそらくこの頃にはまだ「新しい流れ」を表すボサノバという言葉自体が出てきていなかったのだと思います。
その後ボサノバはフランスとブラジルの合作映画「黒いオルフェ」によって世界に知られることになり、その後スタン・ゲッツによってジャズとの親和性の高さも証明され現在の地位を確立することになります。戯曲「黒いオルフェ」を執筆したのがヴェニシウス・モライス
で彼もボサノバの確率の大きな立役者となります。
ジョアン・ジルベルトのギターは上品で繊細でおしゃれなイメージのギターです。
一番の有名曲は「イパネマの娘」でしょうか?
このバージョンが一番有名ですね。聞いたことのある人も多いのではないでしょうか?
コード進行がかなり難解で斬新です。昔このソロを弾くのに苦労した記憶があります。
簡単ではありますが、ジョアン・ジルベルトの功績を振り返ってみました。これを機にボサノバに興味を持ってくれる方がいれば幸いです。
以上「ジョアン・ジルベルトを偲んで」でした。
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